"organic stereo"

人のこころの中に確かに響く音

昨夜の渋谷Apple Storeでのライブ、
沢山の方が観に来て下さって、とてもうれしかったです。
どうもありがとうございました。

これで、Apple Store Tour 2007、
すべての行程を終えることができました。
このTour計画を立てた時には、
ほとんどライブ経験もないのに、
なんとも無謀なことのようにも感じていたのですが、
今回のApple Store Tour 2007を通じて、
organic stereoに対する自覚が以前よりも、
確かなものになったと感じています。
そして、各地を巡る中で出会った、
いつまでも忘れられないであろうたくさんの風景は、
これからの僕の音楽でしっかりと表現していけたらと思っています。

ライブ演奏に関して、まだまだ改善していきたい課題点は、
たっぷりとあるので、ひとつひとつ、じっくり向き合っていきます。
デジタルな技術を多く用いながらも、
人のこころの中に確かに響く音を奏でたいと思っています。

organic stereoの次回のライブは、
だいぶ先になってしまうと思いますが、
その機会には、ぜひ足を運んでいただけたらうれしいです。

まずは、2008.1.16にCDをリリースできること、
今からとても楽しみにしています。

CDのパッケージ

1st full album "The Stories Linger in My Mind"のCD発売は、
2008年1月16日に決定しました。

それに向けて、ジャケットやパッケージ部分の構成も整ってきました。
今回は、念願の紙ジャケで発表できそうです。
euphoriaでも毎回、紙ジャケ案が出るのですが、
コストの問題などで、なかなか実現が難しかったのです。
バンドのレコーディングでは、リハスタよりも高額なレコスタを、
何日も押さえなくてはいけなかったりするのに比べ、
organic stereoの制作はすべて僕の部屋で完結できるので、
コスト面で、ちょっとゆとりがあるのです。
そして、今回のジャケのイラストとしても、
紙ジャケの方がよりしっくりくるのではと思います。

その紙の材質まで、こと細かにこだわっています。
絵の質感を際立たせるために、一般的な光沢のあるものではなくて、
ほんの少しざらついたマットな素材を提案してみたり。
音楽配信が主流になりつつある今だからこそ、
CDのパッケージは、しっかり丁寧に、作り上げたいな、と思います。

デザインからパッケージに至まで、
いろいろとこと細かに対応してくれている、
デザイナーのサトウショウタくんに感謝感謝の気持ちです。
どうもありがとう。

*

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自然と体が動き出す

せっかくの北海道、早起きをして、
朝の札幌の街をお散歩しようと思っていましたが、
昨夜はだいぶ夜更かししてしまったこともあって、
目が覚めたのがチェックアウト間際。ちょっと慌てながら、部屋を出る。

千歳空港に着いてからは時間がたっぷりあったので、
宮越屋珈琲でのんびりと。僕の中で、珈琲ブームは相変わらず。
空港の売店でのじゃがぽっくるの大人気ぶりに驚く。

仙台空港は、時間帯も関係して、人の数もまばらで、
建物もきれいで、ゆとりのある心地よい空港でした。

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先週の福岡に続き、仙台も初めて訪れる場所。
どんな街なのか、わくわくした気持ちもありましたが、
それ以上に、euphoriaとしてのライブ経験もなければ、
ライブにお誘いできる知り合いもいなく、
観に来てくれる方は果たしてどれだけいるのかどうか、
そんなわけで、だいぶ過酷な状況を想定しながら、
覚悟を決めて、仙台Apple Storeへ到着。

Apple Storeのスタッフの方のてきぱきとした、
そして親切な対応にこころが落ち着く。
これまでに各地のApple Storeでお世話になってきましたが、
どのお店のスタッフの方も大変親切で、
ますますAppleが好きになってきています、今日この頃。

そして、本番。
昨夜のホテルでの最終リハのおかげで、落ち着いた心境で演奏ができました。
1〜2曲目の演奏を終えて、顔をあげると、驚く程にたくさんのお客さま方。
大きな拍手やorganic stereo liveでは初めての歓声までいただく。
リズミカルな楽曲では、踊り出す方まで(!)。
organic stereoのライブでは、いつの日か、
みんなが心地よく眠たくなるような、
ゆるーいセットを組んでみたいなぁ、思っていましたが、
自然と体が動き出すような、そんなセットも素敵だなぁ、と思いました。
ライブを観に来て下さった方、たまたま通りがかりで聴いて下さった方、
本当にどうもありがとうございました。
またぜひ仙台でライブができたらと思っています。

帰りの新幹線では、定番の牛タン弁当を。
底にある紐をひっぱると加熱してほかほかになるのですが、
これが、とても美味。さすがは駅弁グランプリ。


自宅に戻ってからの記憶はほとんどなくて、
気づいたら朝をむかえていました。
札幌に出発したのが、一週間くらい前のことのように思える程に、
いろいろなことに出会い、そして感じて、考えて、
貴重な時間を過ごすことができました。

先週末は福岡、大阪、名古屋、そして、今回の札幌、仙台。
短い間に、これほど沢山の場所に行ったことは初めてでした。
残すは、渋谷Apple Storeでのツアーフィナル、
このツアーで出会うことのできた、
沢山の人たちや場所に、感謝の気持ちを込めて、
よい演奏ができたらと思っています。

心地よい冷え込み

前日の夜に、euhporiaのライブ、その後打ち上げに参加して、
深夜に自宅に戻り、それから札幌、仙台でのライブに向けての荷物つくり。
そんなわけで、あまり眠ることができないまま、羽田空港に向かう。

飛行機は、うとうとしているうちに、千歳空港に到着。
寝ぼけ眼のまま飛行機を降りると、びっくりするほどの冷え込み。
そこで、完全に目が覚める、おまけに、euphoriaライブの疲労感も吹き飛ぶ。
僕が小さな頃、スキーをするために、冬の北海道によく来ていて、
その頃の楽しい記憶があるからなのでしょうか、
北海道に到着したときに感じる冷え込みが、なんとも心地よいのです。

札幌まで向かう電車から見える風景。
木々の葉は、赤や黄色に色濃く彩られています。
立ち並ぶ住宅の屋根の多くは、雪国らしく真っ平ら。
あの上に沢山の雪が積もるのも、もうすぐなのかな。

札幌Apple Storeに到着。

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ライブを観に来てくださった方、どうもありがとうございます。
ライブ中、mac上で自分が組んだプログラミング処理がうまく動作しない部分があり、
ちょっと冷や汗をかいてしまいましたが、
なんとか、流れを崩さずに演奏はできてひと安心。
観に来て下さった方に、euphoriaとしてもorganic stereoとしてもぜひまた北海道で、
ライブをしてください、とうれしいお言葉をいただきました。
ぜひぜひ実現できたらと思っています。

ライブ後には、僕の伯母の料亭で、
新鮮な北国の味を満喫。おいしかったなぁ。
ちょっぴり贅沢をさせていただきました。


ホテルに戻ると、
先ほどのライブでのプログラミングの修正部分の確認。

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最後に、明日の仙台でのライブに備えて、
すべての曲順を通して、よし、ばっちり、と思った頃には、
頭が冴えわたっていて、眠れそうになかったので、
深夜のすすきのの街をお散歩。
金曜日の夜ということもあって、人がとても多い。
心地良さそうなほろ酔い加減のおじさんたち。

僕は、コンビニでお酒を買って、部屋でひとり、ふわふわと。
扇谷一穂さんの歌う”Moon River”と共に、そのままぐっすりと眠りにつく。


ハロウィンとおいしい天むす

昨日の心斎橋apple storeでのライブ後に、
観に来てくれた方に差し入れで、ハロウィンのお菓子詰め合わせをいただいて、

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(ありがとうございます!)

そうか、今は、ハロウィンなんだと気がついて、
今朝、名古屋行きの新幹線に乗る前に、パン屋さんで、パンプキンのスコーンを購入。
電車の旅は、わくわくします。

名古屋では、定番の味噌かつを食べました。美味。

名古屋栄のapple storeでは、入り口にorganic stereoの、
大きな看板をおいていて下さり、うれしかったです。

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演奏では、曲のつなぎにつまずいてしまった点が残念でしたが、
ひとつひとつの曲に対しては、ほどよい集中ができました。
観に来てくださった方、どうもありがとうございました。

名古屋で暮らしている、高校時代の友人2人も観に来てくれて、
ライブ後にはしばし談笑。久々の再会、有意義な時間。

そして、その後、東京に向かう新幹線のなかでは、
名古屋のおいしい天むすを。とても美味。

重たい荷物で肩が麻痺しながらも、無事、帰宅。

たくさんの人たち、景色、味覚に出会いながら、内容の濃い3日間でした。
来週末の札幌と仙台も充実した時を過ごせたらと思っています。

心境をそのまま音に

心斎橋apple storeでのライブ、
沢山の方が観に来て下さって、とてもうれしかったです。
どうもありがとうございました。
観に来て下さった方々の暖かな雰囲気のおかげで、
演奏もよいものにできました。

organic stereoの楽曲は、euphoriaの楽曲と違って、
ライブ演奏のことはひとまず想定せずに作っています。
ですので、今回のApple Store Live Tourでは、どのようなライブにしようかと、
だいぶ悩みながら、試行錯誤しながら、セットを考えてきました。

例えば、パソコンに完成されたデータをあらかじめ仕込んでおいて、
それを再生するだけ、というスタイルでは、
毎回のライブでの出来不出来はほとんどなく、
だいぶ退屈になってしまうのでは、と思います。
僕がeuphoriaとしてのライブをする時には、
よいライブが出来たなぁ、と思う時もあれば、
悔しいほどに、よくないライブになってしまうときもあります。
そして、そのよくないライブの悔しさをバネに次回のライブに備えたり、
また、よいライブというものにも、演奏がスムーズにいった時、
感情をうまく込められた時、グルーヴ感がうまく出せた時など、
さまざまなバリエーションがあります。
このように、演奏者もお客さんにも予測不可能な要素が満載であるからこそ、
ライブの感動は生まれてくるのではないでしょうか?

そんなことを考えながら、
organic stereoのライブで大切にしたいなぁ、と思ったのは、
その時その時の自分の心境をダイレクトに音に反映できるものに、
ということでした。
今日の青空は心地よいな、じめじめした天候だな、
さっき食べたお好み焼きがおいしかったな、というようなこと、
観に来てくれた方たちの表情、しぐさ、etc...
それらを感じながら、音を奏でていく。

ですので、心斎橋apple storeでのライブで、お客さんの暖かな雰囲気のおかげで、
よい演奏ができたことが、本当にうれしかったのです。


心斎橋の朝

朝目が覚めると、全身が筋肉痛。
おかしいな、euphoriaのライブのように体はあまり動いていないはずなのに、
と思ったのですが、それは、沢山の重たい機材を東京福岡大阪と運んだ筋肉痛でした。

世界一周ができそうな旅行カバン(大げさですが・笑)に機材を詰め込み、
大きなミキサーケース、そしてギターケース。

もっとシンプルに出来ないものかと考えたのですが、
今回のライブセットを再現するには、どうしても必要なのでした。

euphoriaもorganic stereoもライブでは筋肉痛が必須なのかも。

さてさて、重たい体と重たい荷物を持ち上げて、
心斎橋Apple Storeに行ってきます。

ツアー初日

ツアー初日、福岡でのライブ観に来てくださったみなさん、
どうもありがとうございました。
のびのびと演奏が出来ました。

ライブ後には、すぐに大阪に向かわなくてはならなかったので、
初めての福岡の街をゆっくり歩くことができずに残念。
でも、リハ前に食べた博多ラーメンはとても美味でした。

大阪に向かう新幹線の中では、ちょっと慣れないことを。
ビールと明太子のおつまみという組み合わせ。
バーチャルサラリーマンを体験しました。

大阪に着いたら、おいしいお好み焼きを。

一日にこんなに沢山の場所へ移動したことは初めてで、
その場所その場所の人柄や味や空気感が色濃く感じられた一日でした。

明日の大阪ライブもよいものに出来たらと思っています。

ちょうどミナミホイールの最中、apple storeでのライブ後には、
いろんなライブが観られるのも楽しみです。

秋の気配が漂う朝に

organic stereo 2007 Apple Store Live Tourに向けての準備も、
よい感じに整ってきました。

昨日は、深夜にスタジオでのリハーサル。
organic stereoのライブでは、
生ドラムやエレキギターなどの大音量の楽器がないので、
自分の部屋でもリハーサルが出来るのですが、
スタジオの大きなスピーカーで音を鳴らすことで、
本番に近い環境での演奏感覚がつかめました。

リハーサルは、明け方、6:00近くまで続きました。
オーガニックとはほど遠い時間の流れですが(笑)、
ほとんどライブ経験のないorganic stereoが、
これから全国各地でライブをするわけですから、
それはもう、のんきなことをいってはいられません。

でも、スタジオからの帰り道、
秋の気配が漂う朝に、凛とした青空を眺めていると、
心地よいこころのゆとりが生まれてきたのでした。

福岡、心斎橋、名古屋、札幌、仙台、東京。
それぞれの場所の景色を楽しみながら、
よいツアーに出来たらと思っています。

お近くにお住まいの方は、ぜひ観にいらして下さい〜。

こころからはなれないお話

"The Stories Linger in My Mind"

僕が日々を過ごす中で感じることは、
とてもぼんやりとしていて、うまく言葉にできなかったり、
ふわふわと形のないようなものが多いです。
それらは一見頼りなさげに存在しているけれど、
でも、自分がちょっと不安になったり息苦しくなって、
様々なことを失いつつある時にも、
深呼吸をすると、それは確かに、しっかりと存在している。
そんな断片のひとつひとつを丁寧に紡ぎ合わせるように、
音楽をつくっていきたいと思っています。

official website

organic stereoのofficial websiteがopenしました。
サイトを作ってくれた、webデザイナーのサトウショウタくん、
イラストを描いてくれたスガノトモヒコくん、
本当にどうもありがとう。

organic stereoの活動は高校生のころから、
のんびりとゆったりと、続けてきているのですが、
その流れを保ちながらも、
これからは、気持ちの面ではどっしりとした構えで、
活動に取り組んでいこうと思っています。

どうぞよろしくおねがいします。